じんじんする日々

気をつけているつもりでも、その「つもり」が及ばないところで、じんじんは日常的に生産されてしまう

【poster child】里子という意味ではありません

英語の勉強の練習に、わからない英語表現だとか、英語の失敗をコレクションしていく。これなら(残念なことに)ヒジョーに簡単に、ブログ記事のネタを見つけることができるし、晒すことで覚えることもあるだろうからだ。

まずはネタ探し。ハフィントンポストのこの記事を読んでみた。

On the Brink: Surviving as a Single Mom in America | Beth Leyba

タイトルの「On the Brink」からしてよくわからんが、ここでつっかえていては記事が読めないのでスルー。いま調べたら「瀬戸際」というような意味らしい。へー。

この記事を選んだのは、サイトの上のほうにポストされてたということと、昨年子供が生まれて「仕事との両立は大変だなー。シングルマザー(シングルファザー)なんて考えられん!」と思っていたから。

で、読んでみるとこんな書き出しになっていた。

I had aspirations and potential when I was fresh out of high school in 1997. 

おっとと。いきなり「aspirations」も知らない単語だ。アスピリンやアスパラガスとは違うようで困った。まぁ、でも自慢げな前後関係から「明るい未来が待っているはずだった」的な何かだろうとわかるから、これも飛ばす。いま調べたら「大志」というような意味らしい。へー。

そんな具合いに誤魔化しながら読んでみて、市長さんから突然連絡が来るくだりもよくわからなかったけど、なかでも特に意味不明だったのがココ。

I am the poster child for why abstinence only education does not work. 

 大学二年のときの初めてのセックスで妊娠したという場面。「the poster child」というのを「foster child」と勘違いして、「わたしは里子だから、なんたら教育は効果がなかったのだ」というような意味かと思ってしまった。

が、「poster child」というのは、「シンボル、イメージキャラクター◆見本や広告のポスターに見られるような、見本そのままの子ども、申し子」(アルク)ということらしく、元々はなにかの病気や困難に対してのサポートを求めるポスターに使われた子供たちのことを指したらしい。

さらに「なんたら教育」というのは、「自制オンリー教育」ということらしく、アルクには「成人になるまでセックスしないよう教える性教育カリキュラム◆米国の中高等校の」とある。

さらにもうひとつ勘違いしていて、「for why」は、「for which」的な「〜だから」なんて意味ではなくて、ここでは「〜のイメージキャラクター」ということだろう。

よってあの文章は、「わたしは、アメリカの学校で教える自制オンリー教育は役に立たないということのイメージキャラクターなのである」ってなことだったのだ。多分。

あー、わからないことだらけで、思ったより長くなってしまった。

アマゾンで、同じような冗談をタイトルにした本を発見。「お前は、避妊を広めるためのポスターチャイルドなんじゃないのか?」だって。ひでぇ。

 

Aren't You The Poster Child for Birth Control?

Aren't You The Poster Child for Birth Control?