じんじんする日々

気をつけているつもりでも、その「つもり」が及ばないところで、じんじんは日常的に生産されてしまう

アメリカ人のリアクション芸

アパートの隣人夫婦が夕飯前にチラッと遊びにきました。

一応建前としては、似たような造りのアパートに住んでいるので、我が家が最近行ったリノベーションの完成像を参考に見にくるということでした。

私はそれがひどく苦手なのですが、大人なアメリカ人夫婦は、完成品を見てあれこれ褒めるのがとても上手です。

しっかりと褒めるトーンを出して、「こういうところがいいね」だとか、「ウチらは何もしてないからいつかこういう風にしたい」だとか、十分に具体的な褒めコメントをしてくれます。

日本でもタレントさんとかには要求される能力でしょう。

僕はそういう期待されるリアクションを期待通りにできないという設定のまま生きてきてしまったので、日本でも、アメリカでも時々生きづらいですが。

まぁ、そんなことはいいのです。

で、少しだけとりとめのない話をしていきました。

アパート内の噂話ですが、近所の人に挨拶をしなかったり、大きくて凶暴な犬にリードをつけなかったり、恋人との怒鳴り合いが絶えなかったりして、アパート中から嫌われていたアジア系の弁護士が、ついにこのビルディングからいなくなるという話で盛り上がりました。

彼はそのアパートの一室を所有したまま、貸し出すということのようですが、そのお値段が一月$3,500。ただいまのレートで、389,690円。

もう、約39万円ですか。

驚きの値段です。

彼の部屋は、我々の住まいよりも一回り小さな間取りですので、我々も貸し出しを検討しないとねーなんてことを話していました。

しかり、遊びに来ていた夫婦の旦那さんのほうが、月の家賃を$7,500と聞き間違えたらしく、ひとり過剰なリアクションをとっておられました。

83.5万円って。さすがにそんなわけはないでしょ。

という話なのですが、それでもありえなくなくはないんじゃないの、という風に、タレントさんのテンションでいるとき限定でも、思わせてしまうのが、近頃の住宅事情のようです。

いや、ありえないですけどね。

 

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