自分をロックアウトしてしまう
今日は、家に掃除のおばさんが来るから、買い物がてら外でフラフラして昼まで時間を潰してきました。
東京にいたときは、本屋に寄ったり、カフェに行ったりしていただろうけど、こちらでは車移動なので、ディスカウント百貨店(というらしい)のターゲットのだだっ広い駐車場で車を停めて、ケータイで本読んで、黄緑のプリングルスを食べて、持参したコーヒーを飲んでいました。
「体に悪いもの食べてもいい」という設定で選んだのは、プリングルスのサワークリーム&オニオン味でした。
わざわざ人気のないほうに駐車して、なんかコソコソと時間を過ごしてきました。
途中、ランダムでかけていた音楽から、レッチリの「Wet Sand」なんていう名曲が流れてきて持っていかれてしまったりしたのでした(最後のところがシビレます)。
Red Hot Chili Peppers - Wet Sand
まぁ、それはそれとして、今日の一番の事件は、それは小さな日常における事件ですけれども、自分をロックアウトしてしまうということでした。
毎日、夕方になると、車で娘の学校までお迎えに行くのがぼくの勤めなのですが、今日は何を思ったか、「ちょっと遅刻気味だ!」という焦りがあったのですが、鍵を持たずに、水の入ったボトルなんかそんな必要のないものだけ持って、家を出てしまい、バタンと後ろ手にドアを閉めたところで、「あっ」と。気づいたのでした。
せめてもの救いは、ケータイを持っていたこと。ケータイケースにクレジットカードや乗車用のカードに加えて運転免許証も入っているので、そちらもmustアイテムなので、当たり前のことなのですが、まぁ、もうひとつの持ってて当たり前の鍵を持っていない状況なので、ケータイをちゃんと持っていることが特筆に値しちゃいます。
すぐに妻に連絡。ちょっとパニクった頭ながら、万が一のために近所の人に鍵を預けていることを思い出し、その人のドアのところまで行って、ノック。ノック。
しかし、返答がありません。
ちょっと、困った状況なんです。ノックノック。ノックノック。
家の中に人の気配もありません。
あまり居留守を使うようなタイプの人でもありません。
だーーーーーーー。
ということで、結局、お迎えに行けませんでした。
仕事帰りの妻が、娘をピックアップして、遠回りのバスで連れて帰るということに。
せめても、ということで、バス停までお迎えにあがりました。
あとでそのサプライズは良かったよね、と妻が娘に言っていました。
少しの時間でしたが、バス停から家まで、三人で手を繋いで歩くのは素朴ながら幸せなことでした。ちょっと足を掻くから待っててくれ、と娘に言われたりしつつ。
夕飯は、積極的にクッキングをして(今日は珍しく妻が食べたいものをしっかり持っていた)、罪滅ぼしをしました。
まぁ、幸い、これは考えてみれば、失敗は失敗だけど、なんでもないものだから、よかったよね、と思わないでもありません。
でも、本当は、それが今自分が持っている責任であるのだから、さびしいと思うところと、失敗した自分にがっかりしたままであるところともあるのですけども。
では最後に。今日はどんな俳句をひねれるでしょうか。
秋高し 隅の車の 影の奥
バスを待つ 湖畔を走る 秋気あり