じんじんする日々

気をつけているつもりでも、その「つもり」が及ばないところで、じんじんは日常的に生産されてしまう

二酸化炭素を二人分も吐き出して、私は生活しているよ

昨日は、スタンフォード大学が開発した「Carbon Footprint Calculater」というネット上のプログラムで、自分の二酸化炭素排出量を計算できるということをご紹介しました。

jinjin.hatenablog.com

それで今日は、昨日のエントリーに書いた通り、自分の診断結果をサッと簡単に紹介していきたいと思っています。もう眠いので、ササっと、簡単に(などと書くとそうはいかないのが世の常ですが)。

  1. Home
  2. Food
  3. Purchases 
  4. Transportation

と、4つの項目に分けられた質問群に一通り答えていくと、診断結果が出てきます。

 

私の二酸化炭素排出量 診断結果

診断結果ページは、こんな感じです。

 

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わかるでしょうか。

ひとつずつ見ていきましょう。

まず文章で、私の年間二酸化炭素排出量が「20,087 kgs」であることが発表され、それが一体どんな数字なのか、居住地であるカリフォルニア州の平均値と、全世界の平均値と並べて掲示されています。

  • 私の年間二酸化炭素排出量…… 20,087 kgs
  • カリフォルニア州平均…………   9,727 kgs
  • 全世界の平均……………………   3,791 kgs

なんとまぁ。私のだけ桁が違うじゃありませんか。お恥ずかしい。
その下には、内訳を数字で示した表と、より感覚的に掴みやすい色分けされた棒グラフでもって、私の数値とエリア平均の比較が示されています。

私の場合は、住宅関連の数値(2,449 kgs/3,757 kgs)と個人消費に関わる数値(297 kgs/1,191 kgs)では平均以下のものを叩き出しているのですが、食事関連の数値(4,995 kgs/2,223 kgs)と、移動・交通に関わるところの数値(12,346 kgs/2,557 kgs)がダメダメです。平均を大きく上回っています。

 

Transportation がひどい

特に「移動・交通」セクションがひどいですね。平均値との差は、そこだけでも 9,789 kgs あります。これは一人分の平均排出量をまるまるまかなえる数字です。

私はこの「移動・交通」の習慣のせいで、地球に二人分の負荷を与えているということになります。これ、この診断をやってみるまで知りませんでした。

9,789 kgs ある超過分の大部分を閉めるのが、飛行機移動による二酸化炭素の排出でした。それが年間 8,778 kgs にのぼるという計算です。

これは2017年の実績ベースで計算してあるのですが、去年は妻の実家のあるフロリダを訪れた(これは毎年恒例)のと、仕事の都合でオーストラリアに出張に行った(これはもう二度とない)というふたつの飛行機旅行がありました。近い将来にまたオーストラリアに行ける可能性はほとんどありませんが、その代わりに日本への里帰りはなるべく頻繁に行いたいと思っているので(二年に一回くらいでしょうか)、この数字は私の行動の平均値に近いものになっていると理解しています。

その他には、娘の送り迎えやスーパーへの買い出しなどを車で行なっているので、それが積もり積もって年間 2,056 kgs ということです。それをバスや電車で置き換えることはできないので、現状ではこの数字はすぐに変えられそうにありません。

考えられる解決策はエコカーの導入ですが、家計を見てみると、すぐに車の買い替えなんかできないので、これは先の話になってしまいます。

 

Food のところもデブってる

あともうひとつ過剰になっているのは、食事のセクションですね。

これは、ベジタリアンでない平均的な男性の食事により排出される二酸化炭素量がすでに 3,836 kgs を記録し、エリア平均値の 2,223 kgs を超過してしまうというのが問題です。

何も好き嫌いを言わしてもらえる前に、「ベジタリアンでない」という選択をするだけでもうドボンなのです。

私の場合は、さらに加えて、

  • 豚肉が好き
  • オーガニック食材にこだわりなし
  • 産地にこだわりなし

といったあたりが事態を悪化させています。

これも新たな学びだったのですが、豚肉や牛肉より、鶏肉を食べたほうが二酸化炭素排出量が少なくなるようです。野菜だけにすればさらによし、です。

また、オーガニック食材や、地元で作られた食材を使うようにすると、これまた地球に優しいそうです。そういうのを気にしている人は、自分の肉体(美意識)のためにやっているのだとばかり思っていましたが、それだけでもなかったようです。少なくとも。

地球環境のためという視点で言えば、彼らの行動は、私の作ったツケを払うためであった、とある意味捉えることができるのでした。

迷惑をかけてしまって、ごめんなさい。

    *   *   *

と、この調子で掘り下げていくと息が詰まってしまいそうなので、診断結果を受けての考察は、ここらまでとしたいと思います。

この診断以降、私が取り組んでいこうと決めているのは、

  • 皿洗い中は水を流しっぱなしにしない
  • 鶏肉を積極的に食べる
  • オーガニック食材や、地元で作られたものを食べる

の3点です。

飛行機のところをなんとかしろよ、という意見はごもっともですが、ひとまず自分にできるところから始めたいと思っています。いや、始めたところなので、ここから長期的にやっていければと思っています。

では。さよなら。

 


さよなら人類