じんじんする日々

気をつけているつもりでも、その「つもり」が及ばないところで、じんじんは日常的に生産されてしまう

飛行機で知り合いにばったり遭遇した話

メキシコからの帰りの飛行機で、元同僚に遭遇しました。

私は、トイレに向かっている途中で、後ろからおっさんが来ていたので、早々に話を切り上げて、トイレに向かったのですが、考えてみれば、これが失敗でした。

彼女とは、年の近い子供を持つ親友達でもあり、彼女の子供や旦那さんと会うのもほぼ初めてのことだったのですが、飛行機の通路の最後尾、トイレにほど近いところで急に遭遇したので、パニクってしまい、ひとまず自分がやろうとしていた「トイレに行っておしっこする」という行動を完遂させようという考えになってしまったのです。

しかし、通路でばったりだった元同僚とその息子は、トイレから出てくると、それぞれ窓際、中央に座っていて話しかけづらい感じになっていたので、「あとで話そう」と声をかけて席に戻ることにしたのでした。

私の席の方が前のほうだったので、飛行機を降りてから、彼女がやってくるのを待って、税関通ったり、荷物の受け取りを待ったりしたらいいかなというプランでした。

しかし、飛行機が到着後、妻が待つのを嫌がり、税関通ってからにしたら、みたいなことを言うので、仕方なくそうしようかといって先に進んだのですが、税関通ったあと、荷物の入れ替えをしたり、鼻血を出したり、トイレに行ったりしていたら、その間に私の元同僚の御一行を逃してしまっていたらしく、せっかくの奇跡的な遭遇だったのに、ろくに話をせず終わってしまったのでした。

妻には、俺はあすこで待ちたかったのに、お前が「行こう」とか言うからこうなったやんけ、とつっけんどんな態度をとり、相手は相手で、飛行機でしっかり話せばよかったじゃないの、と言うのでした。

しかし、そんなことは、言ってもしょうがないのです。

相手の電話番号を知らなかったので、SNS経由でメッセージを飛ばしてみたのですが、音沙汰なし。まぁ、肝心の相手があれ以上の会話を望んでいないのならば、ちょっとすれ違っただけにしか元からならなかったわけですが。

こうなんか、出会い頭という場面で、冷静な対応ができるようになりたいもんです。だいたいパニクって、性根であるフレンドリーじゃない部分が出てきてしまうのが嫌なんですよね。

今日の誰が仕組んだのでもないドッキリ企画で、そんなこと(自分の嫌な人間性)が確認されてしまいました。

ちゃんちゃん。