じんじんする日々

気をつけているつもりでも、その「つもり」が及ばないところで、じんじんは日常的に生産されてしまう

キャンプファイヤの埃煙のなか、サンドウィッチを食べる親子

カリフォルニアの山火事、キャンプファイヤが大変です。

いくつかニュース映像を見ましたが、炎それ自体も、焼け跡も、甚大な被害を物語っていて衝撃的です。

そんな中、我が大学のビジネス学科の先生は、ニュースが火事ばかりを取り上げるのは、それが絵になるからだ、と身も蓋もないことを話していました。横領なんかよりよっぽど絵になると。もっともな話なんですが、不謹慎です。

聞いた話によると、今日のベイエリアは、世界でもっとも空気の悪い地域だったとのこと。

今日は、私の学校も、娘の学校も休校になったので、娘を連れて、ちょっと遠くの施設まで社会科見学に行ってきたのでした。

ベイエリアのベイを1/1000スケール(横軸)で再現している施設です。ベイモデルといいます。

こんなところ↓

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▲真昼間で雲もないのに、山火事の埃煙のせいで靄がかっています。

 

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San Francisco District > Missions > Recreation > Bay Model Visitor Center

 

まぁ、私のジオグラフィーのクラスの課題で必要だったのですが、ちょうど室内だし、運動になるし勉強になるし、娘にとってもいいかなーという考えで行ってきました。

この施設は、戦後から2000年まで、サンフランシスコベイの開発のための実験・事前調査のために使われていたのですが、近年はその役目をコンピュータが担うようになったため、調査用の施設というロールからはリタイアして、教育のための施設へと生まれ変わっています。

一般に無料公開されているというのもあって、現在は通常、肝心の水が張られていません。そこはなかなか、残念です。

施設に到着して中に入ったのですが、入り口付近には誰もいません。まぁ、平日だし、こちとら子連れだし、人手が少ないことを期待していたので、嬉しいは嬉しいのですが、入り口を入って最初に、折り返す格好で右手に進むという順路がわかりづらくてウロウロしていると、施設の人が奥から出てきて、右方向に行くんだよ、と教えてくれました。

おじさんが教えてくれたのは、右に進むということと、もうひとつ、マスクは着けておいたほうがいいよということでした。館内も館外と同じくらい、空気が汚染されているから。

私は課題のために、3時間ほどそこに滞在したかったのですが、途中の昼食の時間を入れても合計で2時間弱しかいられませんでした。

娘が立体地図を眺めることに飽きてしまったので(まぁ、5歳の子供なので無理もない)。

しかし、知らない人がいると極端に縮こまってしまうスーパーシャイな娘ですが、館内には人が数える程しかいなかったということもあって、あちこち走り回ったりしてくれましたので、そういう面では連れてきた甲斐はあったのではないかなと思うのです。

娘の健康を思って連れてきたのですが、しかし、館内は基本飲食厳禁だろうという私のやけに真面目な(ビビリな)性格が顔を出してしまい、昼食は持参のサンドウィッチ(ピーナツ&ジェリー)を館外のエリアで食べることにしました。

元々は空気がクソ悪いので、車まで戻って食べようかと思っていたのですが、ちょっとぐらいは構わないかななんて言って、外のベンチに座って食べることにしたのです。もちろん、その間はマスクを外して。

このくだりのことを、夜に妻に報告したら、なんで外で食べたんだ?という強めの叱責をくらいました。今日、この辺は、世界で一番空気の悪いエリアだったんだぞ、と。

だって、PM2.5って目に見えないから。少しくらいはいいのかと思ったんだ。

というような言い訳はせず、ムスッとしただけだったのですが、なかなか、娘の健康を思うということもむずかしいことです。

と、そんなことをカリフォルニアでやっているなか、日本では私の母方のお爺さんの一周忌が執り行われました。

ああ、悲しい。