じんじんする日々

気をつけているつもりでも、その「つもり」が及ばないところで、じんじんは日常的に生産されてしまう

20分、バスを待つ羽目に

今日は昼寝をしたのだけど、まだ体調が優れません。

学校のシャトルバスを目前で逃してから20分間、寒空の下で次のバスを待ち続けたことは、体調快復を助けないでしょう。

シャトルバスでなくても、市バスでも通えることが判明したので、来週からはもう少し賢く通学できるようになるはずです。痛い目をみて、賢くなっていくのです。そういうもんです。

嗚呼、バカをやったなぁ。

 バカのため 寒空 用意しておいた

 バスが出る 凍えた心 置きはなし

不邪婬・不妄語・不飲酒

仕事をしていないお気楽身分のせいか、そうでもないのか、風邪っぽい状態が何週間も続いています。

なんかダラダラ過ごしてしまって、摂生も十分にできていないので、そういうせいもあるのでしょう。

そういえば、チマチマと読んでいるほんとうの法華経 (ちくま新書)に、(大乗仏教において)仏教を修めるというのがどういうことかというのが、チラリと出てきたので、私の日々の在り方のためにもノートしておきます。

在家の菩薩は、仏・法・僧への三帰依、五戒(不殺生・不偸盗・不邪婬・不妄語・不飲酒)、布施を根幹とし、出家の菩薩は、頭陀行、阿練若住(林に住む)、戒・定・慧の三学を根幹とする

ちっとまだ何をおっしゃっとるのか(日本語なのに)わからないところがあるのですが、自分の生活を顧みれば、それがたやすいことではないことはよくわかります。

飲酒もいかんし、邪婬もダメだもんな。

私はまだまだ不浄です。というか、清らかなほうへはまだ一歩も踏み出していませんので、まったくの不浄です。

まぁしかし、この体を抱えて進んでいかねばなりません。つまり今日のところは眠らなければならないということです。おやすみなさい。

 低気圧 眠気よ詩を 歌っとくれ

 昼が晴れ 芝生ぬくもり 鼾かく

 

仮題「領事館」・書き出し

「もしかして、領事館をお探しですか?」

パスポートの更新のために、久しぶりに市内まで出てきたら、見事に道に迷ってしまった。住所を確認しようと検索してみたが、ネットがなかなか繋がらず、ウロウロウロウロうろたえていたところ、見知らぬ男に声をかけられた。

「そうなんです。たしか、この辺だったと思ったんですけど……」

記憶とマッチしない風景を見回しながら返答し、男のほうに視線を向けた。

日本語を流暢に喋る、背の低いアジア人だ。髪は横分けで大きめのメガネを掛けている。小ぎれいにしているが、茶色いジャケットは古びていて積年の匂いが染み込んでいそうに見える。

「領事館は、最近移動したんですよ。ほら、この辺は土地開発が盛んだから」

その言葉どおり、あたり一帯は、二年前と同じように、あちこちで大掛かりな工事が進められていた。いつ弾けるともわからないバブル景気の中、新興企業が自分たちの現在価値を誇示しようと、競い合うように風変わりなビルを建てている。

「ちょっと向こうになりますよ」

男はそれが自分の仕事であるとでも言わんばかりに、隙のない流れで移転先までの道案内を買ってでた。私は、見知らぬおじさんと街を散歩する趣味はないので、とても断りたかったのだが、領事館に行く必要はあるし、彼の親切を断るということが、彼の文化においてどれほどの失礼にあたるのか計り知れなかったので、「わざわざ、そんなことまでしていただいて、すまんですね。ありがとうございます」とお礼を多めに言いながら、彼の道案内を受け入れることにした。

新しい領事館までは、想像以上に遠かった。こんなに歩くなら、バスかタクシーを使いたかったよ。途中で「あとどれくらい歩くんですか?」などと質問もしたのだが、親切おじさんは不器用で、歩き出すとあまり喋らなくなるみたいだった。横断歩道で信号待ちをしているときに、「なに、もうあと数ブロックですよ」と言ってから、さらに20ブロックほど歩かされた。計算も得意じゃないみたいだ。

幸い、その日は暑くも寒くもない一日だったが、30分以上歩いてきたため、火照った体から汗が滴り落ちるほどになっていた。新しい領事館に到着した。いや、その移転先はまったく新しくなかった。市内でも有数の古ぼけたビルだろうと思われた。

「ここ、ですか?」

「はい。こちらの6階です」

看板らしきものは見当たらなかった。

「エレベーターは奥にあります。では、私はここで」

「あ、ありがとうございました」

エレベーターのほうに目をやっていたら、気付いたときにはもう男の姿は見えなくなっていた。お礼の言葉は届いただろうか。

 

昨日テレビから変な音がしたので

フィクションを書こうと思ったのですが、もう眠る前だし、そういうエンジンは発見できていないので、また明日にしようという中二以来の病を継続中の私。

今日は記念日/誕生日ということで妻に指輪を買ってあげたのと、テレビの調子が悪かったので買い換えることにしたのがちょうど重なったので、急に10万円以上の出費が出てしまいました。

私、現在大学生をしていますので、そういう出費は控える方向で考えているのですが、このマシンの操作もむつかしいものですね。ついつい壁や障害物に激突していってしまいます。

でも、そんなにバカ高い指輪は買わなかったし(でも一番気に入ったやつを買えました)、テレビも43インチなのでアホほど大きいものではありません(でも私の家ではこれ以上大きくなると棚に入らなくなってしまうというサイズ感です)。

Macy's というデパートへ足を伸ばして来たのですが、そのデパート周辺の住宅の小洒落感がいいなということで、東京でいったら自由が丘みたいな印象でしょうか、住宅事情を探ってみたところ、一軒家はだいたい1億5千万円を超えるというような値段設定で、大学生のぼくには手の届かない世界でした。

そんな風に、淡い夢も抱けずに、それでも新しいテレビは抱えて帰ってきたところ、 「ああ、我々の住んでいるところは、あすこに比べたら、明らかに下町臭が出てるよね」というような感想が漏れてしまうのでした。

でも、それがいいんじゃないか、とも言っておりましたがね。

そこで一句二句。

 栗ご飯 仮の話が 進まない

 下町で 使われている 唐辛子

走りながら考えた

走りながら、ポッドキャストを聞きながら考えました。

もっというと、走りながら、アリババの偉い人が「これからの時代の人間には、クリエイティビティ(だけ)が求められる」というようなことを話しているポッドキャストを聞きながら、考えました。

hbr.org

▲聞いていたのは、これです。

そういえば、ブログとかやって何がやりたかったかって、クリエイティブなことがやりたかったんだった。もっと突拍子もないようなことにも挑戦していこうじゃないか、と。

こんな匿名の世界で、かける恥ならば、かいておかなければ!

というようなことを思ったのです。

なので、明日からは(今日からはやらない流儀)フィクショナルな話にも果敢に挑戦していければと思っております。その軌跡を残しちゃって構わないというのが、「かける恥」の部分であります。

いや、組織に所属すると、組織内での評判など、過度に気にしてしまう性質があるので、思ったように振る舞えないなーと思ったことが過去に何度かあったのです。

現在のような根無し草の状況は、本当は願ったり叶ったりな状況なんですよ。

しかも、ちょびちょびと個人情報の漏洩みたいなことはやってきていますが、匿名の非存在として存在、活動しているのですから、ここであらん限りの恥を、すべりを、炸裂させない手はないだろうと、そういうことを思っている次第であります。

しかし、今日のいまでしょではなく、明日以降と思っているところが、二流三流の証であります。

こうやって、理論や説みないなことばっかり語って、一向に実行動に出ないのですから。そういうものは、世界中いたるところの酒場で渦巻いていますよと、言われてしまうのでしょうけど、まぁ、今日のところは勘弁してくださいよ、とお願いしたいところなのであります。

いや、それに値する理由なんぞないのですが、あなたとおいらの間柄じゃないですか。

では、よろしくお願いいたしますね。

というところで、最後に今日も滑っておきましょう。

 匿名の 世界でかける 恥ならば(これは短歌向きかな→

  漏洩でもする 明日からやる)

 秋空に アリババの人の 声響く

こんな日々の雑記の垂れ流し

こんな日々の雑記を垂れ流しているばかりじゃなくて、そろそろまた英語エッセイにダイブインしたりもしていかないとな、と思っているところです。

まだ、世間様になんとかご紹介できそうなエッセイはいくつか残っているのですが、文章量がそれなりにあるので、数日連続で時間をしっかり取れるという自信がない状態ではスタートができないなぁ、なんていう言い訳モードに入っているのです。

始めてしまえば、やるしかないのだし、やれないときは、雑記に逃げるしかない(といっても今日やっていることと同じことな)わけだから、やりゃあいいのですが、今日もその気概が見つけられず、こんなことを書いておる次第です。

今日は、娘の学校の先生との面談がありました。娘が学校が始まって以来のこの一ヶ月、友達があまりできず、級友に冷たくされて苦しんでいるということを伝えたところ、とても親身に真剣に受容してくれて、こうしてみよう、ああしてみようと案をいくつも出してくれたので、親としては救われました。

いい先生に恵まれているように思ったので、これが娘の学校生活の改善へとしっかり繋がってくれることを祈るばかりです。

その後、マネージメントクラスのミニテストをやりました。オンラインクラスのオンラインテストなので、オープンブック(教科書や資料見放題)なわけですが、このテストで何を推し量っているのだろう? と疑問に思うこともあります。正直に言えば。

リソースの使い方? 効果的に使えるかどうかということ???

などとも思いましたが、それもそうだろうけど、それと同時に、このテスト中の行為も含めて学習行為だということは言えるだろうということに思い当たり、そこのところだろうなと考えている次第です。

その後、あまり動いていない(歩数が稼げないでいる)日々が続いていたので、近所をぐるりと廻ってきました。近所の湖の周囲をぐるりとやるのがいつものコースなのですが、再開発で建設中の箇所がいくらか工事が進んでいて、新たに通行可能になっていたのが新鮮で嬉しかったです。

なんかいい風が吹いたみたいな気分になりました。

ホームレスの増減も気になりました。減っている場所と、増えている場所がありました。減っている場所を見ると、嫌な気分になりました(自分はこの件に関しては、割とリベラルな考えのようです)。

夜には、知り合いにヘルプに来てもらって、夫婦でデートナイト。ベジタリアンレストランに夕食を食べに出かけました。

私は、肉魚が大好きなほうなのですが、ごくたまに食べるおいしいベジタリアンレストランなら、文句がありません。今日のところは結構有名なレストランでしたが、評判通りおいしい食事を楽しむことができました。

前菜にニセ鳥の唐揚げと、メインにファンシーお好み焼きプレート。

いや、どちらもとてもファンシーで、さまざまな味が楽しめるのが特徴でした。そういうのだと、ほんと、ベジタリアンレストランもおもしろいです。

で、『ダウンタウンなう』を視聴して現在に至ります。今日は、本は読んでおりません。

では、最後にブルドーザーを走らせておきましょう。

 テント減る 秋のせいでも ないという

 友達の できない夏と できた秋

 

ニコラ・フィアット、ウマし。

今日は妻のキリのいい誕生日。

最近、新しい学校でストレスを抱えているらしい娘が、妻に対してストレートに反抗的な態度を取り、夕飯がプチ修羅場と化してしまいましたが、タイミングを計って私が仲裁に入り、仲を取りもちました。

ふう。

なんとか、強引にでしたが雰囲気を作り直して、ハッピバースデートゥユー♪まで漕ぎつけることができました。

まぁ、それはそうとして、娘が寝静まってから、最近の娘の言動を夫婦で分析したところ、おそらく娘の新しい級友たちは、カルチャーショッキングなくらいに聞かん坊なのが何人かおり(数人は心当たりあり)(言葉の壁もあるかもしれない)、娘はそこで嫌なことがあったときにうまく発言発散できなかった怒りの感情を、ホームの安心安全な環境で、代わりに発現発情させているんじゃないかと思われるのでした。

明日、ちょうど先生との面談があるので、私たちが気がかりに思っていることというのを伝えたいと思っています。それですぐに解決するとは思っていませんが(すでに先生も同じ問題に手を焼いている可能性もあるし)、ヴィジョンを共有できるだけでも大きいことです。

なお、昨日、いいシャンパン=ヴーヴ・クリコなどと書きましたが、その反動もあってか、今まで飲んだことのなかったシャンパンに挑戦してみました。

ニコラ・フィアット ブルーラベル ブリュット・レゼルヴ 750ml [フランス/スパークリングワイン/辛口/ミディアムボディ/1本]

そのものズバリではないのですが、こんな感じのニコラ・フィアットのお手軽なやつを買いました。

結果、大正解。

まぁ、普段安いお酒ばかり飲んでいるのもあるのでしょうけど、ヴーヴ・クリコより安めのお値段で、これだけ美味しいシャンパンが飲めたら、大満足、という感じでした。

 

というところで、今日も俳句ブルドーザーを走らせて、赤面してからベッドに逃げ込みたいと思います。

 夕陽見た カラスちゃっかり ツケ払い

 仲直り 葡萄の泡の 冷めぬうち