じんじんする日々

気をつけているつもりでも、その「つもり」が及ばないところで、じんじんは日常的に生産されてしまう

吐き出すことにより、取り入れることができるのである

シャンプーのプッシュ式ボトル、あれはどういう構造になっていると思う?

頭を押すと、シャンプーがペロッと出てくるようになってるけど。

いや、俺も詳しいわけではないんだけど、想像してみたことがあるかっていう話。

ボトルの頭の部分を押し下げると、外に出ていた管のところが内側に押し入れられて、その分単純にボトル内の容積が減るわけだね。

外から観察しても、プッシュインしたときには体積が小さくなっているわけだから、直感的にもわかりやすいでしょ。

で、その容積のマイナス分を処理するには、この場合、シャンプーと空気で構成されている内容物をそのマイナス分だけ、

 1)圧縮する

 2)外に逃がす

というふたつのやり方があるだろうけど、プッシュ式ボトルの場合は、2のための通路が用意してあって1より圧倒的に簡単だから、2が実行されているというわけだね。

出口が用意されてなくて、完全に密閉されている状態だったら、ボトル自体が拡張するか(壊れる場合も含む)、まったく押し込めないか、内容物が圧縮されるかのどれかになるんだろうね。

まぁ、それだけの単純な構造と言えると思う。

単純じゃないと、大量生産していけないしね。

で、もうひとつ重要なのは、押し込んだヘッド部分が元の位置に戻るというところ。

そのときに外気を取り込んで、次のプッシュインに備えているというわけだ。

これを実現しているのは、スプリングパワーでしょう。

バネを入れておけば、プッシュインすることはできるけど、手を離せば元の位置(これも可動域によって限界を設定してある)に戻る。

 

押されて、内容物を吐き出したあと、私はすぐに次に備えます。

だから連続プッシュだって、可能なのです。

それに、連続プッシュをしなくたって構わないのです。

なんて健気なんでしょう、などと思ってくれなくても構いません。

そんなことも願ったりしないのですから。

 

と身近な生活用品が少し愛おしく感じられたかもしれないところで、答え合わせです。

ググってみるとこんなサイトが。

www.yumeginga.jp

 

読んでみると、私は上下の「弁」の存在と、もっと言うとポンプ内タンクの存在を想像できていなかったことがわかります。

ポンプ内タンクを採用しないと、加圧される内容物がシャンプー&空気になってしまい、空気のところが圧縮されて、吐き出し効率が下がることになるのでしょう。

また、ポンプ内タンクを採用して、その内部に逆T字型の押し下げ棒を導入してやれば、「外に出ていた管」以上の容量を動かし、押し出すことができるようになるのですね。

私の素人考えより、単純じゃなかったですね。

口調が変わってしまいましたね。

でも、そんなことはどうでもいいのです。

シャワーのなかでの思いつきが、こんな思わぬ形になってくれたのだから、それで十分なのです。

今日のところは。