二酸化炭素を吐き出して、排出量診断テスト
ジオグラフィー(Geography)の授業が好きです。
辞書で確認すると、地理学となっていました。地理学、なのか。
意外です。だって、あれは中学校のときでしたか。突然現れた「地理」という科目は、私、苦手科目以外のなにものでもなかったですよ。
歳をとると嗜好が変わるから、でしょうか。
確かに、そういえば、昔はナスやシイタケが苦手だった時期もあったような気がしますが、今はどちらも大好きですから、同じようなことなのかもしれません。
いえ、本音では、先生のモチベーションを上げるような学校のシステムと、熱意のある先生に恵まれなかったせいだと思っていますが、今はそのような波風は必要ありませんので、シイタケ理論ということで落ち着けておきましょう。
ジオグラフィーの授業で、またおもしろいことを学びました。ちょうどブログでお裾分けできそうな内容だったので、ご紹介します。
カーボン・フットプリント(二酸化炭素排出量)についての課題の一部だったのですが、スタンフォード大学が開発したウェブサイトを使うと、あなたが一年に排出している二酸化炭素量を計算することができますよ、というものでした。
おもしろそうでしょう?
普段、私たちは何の気なしに生活していますが、当然、その生活からも二酸化炭素は排出されているわけですね。
その課題の前口上を引用すると、
地球は、炭素が豊富にある惑星です。
地球上のすべての生命が、炭素で形作られていますし、海、空気、岩の一部も、炭素によって形成されているのです。(中略)
二酸化炭素(CO2)は光合成における重要な要素ですが、強い温室効果ガスでもあります。
温室効果ガスは、地球温暖化の原因ともなっています。
温室効果ガスの働きにより、太陽エネルギーが大気中に閉じ込められることになるので、温室効果ガスがなければ、地球は凍氷の世界となってしまいますが、現在は、人間による莫大な温室効果ガスの放出が問題になっているところです。
車を運転したり、自宅の照明を点灯させたり、薪のために木を伐り倒したりするなど、誰もが日々の生活において、温室効果ガスを排出しています。個々人の活動による二酸化炭素排出量を「カーボン・フットプリント」と呼びます。カーボン・フットプリントを削減することで、私たちはエネルギーとお金を節約できるほか、次の世代のために地球を維持するのを手助けすることだってできるんですよ!
それでは、手始めに、私たちのさまざまな行動がカーボン・フットプリントにどのくらい影響するかを知るための課題に取り組んでみましょう。
となっています。
で、それを探るためのウェブサイトがこちらです(英語のみです)↓
ISCFC: Calculate Your Footprint
ホームから行くと、「ACTIVITIES」のコーナーの下の「Carbon Footprint Calculater」というところに位置しています。
私たちが使ったのは、一番下の「Explore」というやつです。わざわざアカウントを開いたりすることなく、気楽に楽しめます。
あ、そうそう。このアクティビティ、しっかりやると30分から一時間くらいかかるものになっています。ご注意ください。
「Explore」をクリックすると、ポップアップ画面が開いて、名前と居住国、そして「ベーシック」と「アドバンスト」、どちらのバージョンのCalculaterを使いたいかを聞かれます。
居住地は、本当を記入しても、嘘(というか知りたい土地)を記入してもどちらでも構いません。私は、実際の居住地のカリフォルニアとしましたが、日本を選択するのもありでした。バージョンは、「アドバンスト」を使ってください。
そのあとは、ちょっと分かりづらいデザインで配置されている「進む」ボタンを押しながら、あれこれ質問に答えていくという時間がひたすら続いていきます。
質問内容は、
- どのような家に何人で住んでいますか?
- 家に電球はいくつありますか?
- 普段どんなものを食べていますか?
- 日常的にはどのような距離をどのような交通手段で移動しますか?
- 昨年、旅行でどんなところへ、どのような手段でいきましたか?
などなどといった具合いです。
▲見つけづらい「進む」ボタンはここにあります!
それを一通りこなすと、
- Home
- Food
- Purchases
- Transportation
の各項目ごとに算出された、あなたの二酸化炭素排出量が表示されます。
さらに、居住地の平均値と、全世界の平均値も出てきますので、自分の回答からはじき出された排出量が平均と比べてどうも高いようだぞ、という方は、ちょっとこの辺とあの辺を控えようかと考えるきっかけになるというものです。
平均と比べて低いという方も、そのような生活を続けることを心がけつつ、あことそこはまだ甘いかな、なんて考えるきっかけになるというものです。
私は、この課題に取り組んでからというもの、まぁ、ここ3日という素晴らしい期間ではありますが、もろに影響されて、毎日を過ごすようになっています。
私の診断結果については、明日また書きたいと思います。
↓↓↓英語表記の質問が苦にならない方は、ぜひともチャレンジしてみてください↓↓↓
ISCFC: Calculate Your Footprint