じんじんする日々

気をつけているつもりでも、その「つもり」が及ばないところで、じんじんは日常的に生産されてしまう

『ビラヴド』トニ・モリスン その8

今日もまた義兄の家に遊びに行って、プールで子供と遊んできました。楽しかったのですが、フィットビット愛好者としては、プール遊びはエクササイズとしてカウントされないので、ちょっとモヤッとした気分が残ります。

私の使っている「Charge 2」という機種は防水仕様ではないので、プールに入る前に外さないといけないのです。

中には防水仕様のものもあるようなので、いつかグレードアップも考えたいと思います(今は、図体の大きいやつはつけたくない)。

 

help.fitbit.com

 

さて、ここからは、学校の課題で書いた英語エッセイを振り返りながら、ああだこうだ言ってみる企画の続編です。

ノーベル文学賞受賞作家であるトニ・モリスンの代表作『ビラヴド』にまつわるエッセイを取り上げています。

この企画の、ひとつ目の記事はこちら

 

ビラヴド (集英社文庫)

 

We don’t know much about lives of Sethe and Denver afterward, but we know that Mr. Bodwin decided not to criminalize Sethe’s act, that the Bodwins let Denver continue to serve them, that Denver smiled first when she saw Paul D on the street, and that Paul D visited Sethe who was still in shock and then told her “me and you, we got more yesterday than anybody. We need some kind of tomorrow” (Morrison, 322). Those little tales indicate a brighter future of the 124 family.  

今日のパートはこれだけ。

前段落で、感興がのって物語の筋を追う記述をたくさんやってしまったものだから、ここではギアチェンジして、残りのストーリーをサッと大づかみにカバーしています。

自分の書き手としての体力的な問題だったり、エッセーの紙幅の問題だったりという外部要因も大きいのですが、記述に緩急がつくのは決して悪いことではないだろうと思っています。

 

We don’t know much about lives of Sethe and Denver afterward, but we know that Mr. Bodwin decided not to criminalize Sethe’s act, that the Bodwins let Denver continue to serve them, that Denver smiled first when she saw Paul D on the street, and that Paul D visited Sethe who was still in shock and then told her “me and you, we got more yesterday than anybody. We need some kind of tomorrow” (Morrison, 322). Those little tales indicate a brighter future of the 124 family.  

まぁ、センテンスがふたつだけの段落なので、今日は全部まとめて相手にしましょう。

 

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▲セサがアイスピックを持ってボドウィン氏に襲いかかったシーン。映画版より。

 

最初の一文で、セサの2度目の発作以降について、後日談みたいなことはあまり語られていないということが書かれています。

それでも、

  • ボドウィン氏が事件性はなかったといってセサを告発しなかったこと
  • それゆえ、デンヴァーを解雇することもなかったこと
  • デンヴァーがポールDに道端で会ったとき、自分から愛想の良い挨拶をしたこと
  • ポールDがセサを訪れ、「お前っちと俺っちには、誰よりもたくさんの過去があるっちゃけど、うったちにはちょっとした未来も必要たい」というようなことを言ったこと

などはわかっていると。

そしてそれらは、一家のより明るい未来を暗示している、という解釈を書いて、マイ・エッセイの締めくくりへと繋げています。

(つづく)

 

ビラヴド (集英社文庫)

ビラヴド (集英社文庫)

 

 

Beloved (Vintage International)

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